催事



「本日より当デパートではクリスマスのイルミネーションになりました。」


なんてニュースを見てギクリとした。



街に出るのも億劫になってしまうのだろうな。
何とも思っていなかったクリスマスに恐怖色。
また話題はクリスマス一辺倒になるのだろう。

少し学校に行くのが嫌になってきた気がする。
授業は苦ではない。人と接するのがたまらなく鬱陶しい時がある。
気を遣われるのも、遣われない図々しさも
どちらにしたって私は受け容れ難くてなんて我儘なのだろうと思う。
一人でいさせて欲しいと切実に願う。

孤独を嫌う私が一人になりたがっているなんて思いもよらなかった。



イベントは商品を売る側の経営戦略である。
それに消費者は踊らされているだけ。
と冷静に人は言うが、恋人達は解っている。
そんな風に踊らされてわざと騙されたフリをしている。
楽しければそれでいいじゃない、ノッてナンボでしょ。
私もそうだった。

俗っぽい都会が苦手です。人混みも。
田舎の実家に引っ込もうか。
時間がゆっくり流れる田んぼだらけのそこは
きっと私に何かもたらしてくれるのかもしれない。

さぁ、これからの時期踏ん張っていかなければ。





















寒い時期にイベントが多いのはそういうこと。